2 サネカズラ(実葛)
学名 Kadsura japonica
別名 ビナンカズラ(美男葛)
樹高
花期 花期
果期 11月
名の由来 別名の由来は、ビナンカズラ(美男葛)樹皮から採った粘液を整髪に使ったため
葉の特性 葉は単葉で互生。 葉身は卵形または楕円形。 長さ5〜13cm、幅2.5〜6cm。
花の特性 葉腋に直径約1.5cmの黄白色の花をつける。 花被片は8〜17枚。
実の特性 果実は集合果で直径2〜3cm。 赤く熟す。
分布 本州(関東以西)、四国、九州の丘陵帯に分布。六甲山系では常緑樹林やアカマツ林の林縁に多い
「実葛」と書き、赤く熟す果実が美しく目立つので、美しい実をつけるつるの木という意味で名がつけられたらしい。「かずら」とは、つる草を総称した言葉です。花は夏黄味がかったあまりめだたぬ花をひらき、晩秋に多数の赤色果実をつけます。
豊能町全域にあります。
百人一首の恋歌に「名にしおば逢坂山のさねかずら人に知られくるよしもかな」が有名です。この実は果実酒にも最適です。(上田)
写真提供:Botanical Garden