21 ユウスゲ(夕萓) 
学名  Hemerocallis thunbergii
別名 キスゲ(黄萓)
樹高 1〜1.5m
花期 7〜9月
多年草
名の由来 夕方に咲き始めることと葉の感じがスゲに似ることによります
葉の特性 葉は線形で、株本から2列に出て扇状に開き上部は下垂します。
花の特性 花茎の先は分枝して数個から数10個の蕾を付け、次々に淡黄色で微かな芳香のある花を開きます。
花は夕刻に開き翌日の昼ごろまでにはしぼみます。
分布 本州・四国・九州の山地の草原や林縁などのやや乾いたところに生えるユリ科の多年草です。
 貴重な植物がだんだんと減っていきます。その植物がユウスゲ(別名:キスゲ、アサマキスゲ)です。大阪では寺田地区のみ
自生しています。稀な植物。それも個体数が10株内外でありました。現在では5株位になっているのではないでしょうか。
花茎は1m位で、淡黄色の花をつけます。夕方開いて、翌日の午前中にはしぼんでしまいます。花期は8月頃が最盛期です。
大阪市立自然史博物館にはこの寺田産のものが保存されています。なんとか保護の手がないものでしょうか。(上田)
写真提供:Botanical Garden