24 ツルヨシ(蔓葦)
学名 Phragmites japonica Steud.
別名 ジシバリ
樹高 150〜200cm
花期 8〜10月
名の由来 ツルヨシは、ヨシの仲間です。根元から出るつるは川の流れに乗って数mも延びることもあります。
葉の特性 葉は互生し、長さ20〜30p、幅2〜3pで、葉鞘が紫色を帯びます。
花の特性 花序は長さ約30cmの円錐状。小穂は0.8〜1.2p、3〜4個の小花がつきます。
実の特性 第1苞頴は長さ約5o、第1小花の外花頴は長さ約9o程度です。
分布 在来種  本州、四国、九州、沖縄
写真提供:三河の野草図鑑
 ツルヨシのことを一名ジシバリともいいます、河岸の砂地や谷川の岸などに群落をつくる多年生草木です。
 茎は円柱形。高さ1.5〜2mに達する。根茎は地表にはい5mにもおよびます。
この根茎が地表をはう方向は、私が今迄に観察した中では全部南向きでありました。なんらかのルールがありそうです。
 花はヨシに似ていますが、ゴツゴツとし、男性的な植物です。余野川の終点付近にあるのはこのツルヨシがほとんどです。(上田)