40 ジュンサイ(蓴菜)
学名 Brasenia schreberi
樹高 水面に浮く、多年草
花期 6〜 8 。花の大きさ:約1.5cm
葉の特性 多年生水草で,長い葉柄をもって水面に浮かび,紫紅色の花をつける。芽は,ヌルまたはヌメリと呼ばれます。
食用 このヌルには,いろいろなタンパク質やミネラルが含まれています。
このヌルによる枯淡な食味がジュンサイの最大の特徴となっています。
吸い物などに欠かせない具として「ジュンサイ」は昔から貴重品す。
分布 北海道から九州に到る,全国の自然池沼や灌漑用ため池の,水深1〜3mの水域に群生します。
 ホテルなどの食卓で、すまし汁などにジュンサイが汁の実としてよくつかわれています。その若芽や葉には水晶のような透明なぬらめき物質がジュンサイの味なのです。ぬらめき物質の中に強壮作用があるらしいです。

豊能町の古い池にはジュンサイがあります。よく似たものにヒツジグサがあります。ヒツジグサは葉の基部が矢じり形に深くさけていますが、ジュンサイはさけていないので一目でわかります。
採取時期は5〜6月頃までです。

私は保存するのに、沸騰した湯に1分30秒くぐらせビンにいれ、ふたをせずに、尚熱湯に1分程つけ、すばやくふたをします。その結果1年たったものを使用しても味はおちていないようです。
又、採取方法にはボートをうかせる方法などがありますが、私は池に入らずに採取する方法で採取しています。(上田)
写真提供; 季節の花300 
(Atsushi Yamamoto)