8 せんにんそう(仙人草)
科名 きんぽうげ科
学名 Clematis terniflora
別名 馬食わず(うまくわず)
花期 8〜9月
野原や道端に他の植物にからみついて小さな白い花を咲かせます。
十字に見えるのは、ガクです。
薬草 有毒だそうです。薬用植物で根を利尿、鎮痛に使用します。.
年草 つる性の多年草
ネーミング 実が成ると実の周りに羽毛状の長い毛がつくのですが、これを仙人の白髪に見立てて仙人草(せんにんそう)と呼ぶんだそうです。
いつも行く近くの棚田の土手に、びっしりセンニンソウの花が咲いていました。
つる草のセンニンソウは、田んぼの土手などの草むらに絡み付いて育ち、時期が来るといっせいに花を咲かせます。これはなかなか見事な眺めです。
写真は、そんな群れ咲くセンニンソウを標準付近のレンズで正面から捉えたものです。草に絡んで咲いている様子が、おわかりいただけると思います。

この日、雨が降り出して撮影を切り上げたましたので、翌日もう少し撮ろうと思って来てみたら、あれあれ、土手の草がセンニンソウもろともきれいに刈られていました。そう言えば、昨日、草刈り機の音が響いていたなあ〜。
やがて収穫が始まる田んぼでは、作業の邪魔になる畦や土手の草は刈られる運命にあります。(内田)
撮影:田んぼの四季−夏から秋
         豊能町にて 97.09.07