15  つりふねそう(釣舟草)
科名 つりふねそう科
学名 Impatiens textori
別名 ムラサキツリフネ(紫釣船)
高さ 80cmまで
花期 7〜9月
紫がかった赤いものから薄いピンクまで、その所々で微妙に色が違います。
花は提灯の様に花茎で上から吊られています
育成地 川辺などの湿った場所に群生して育ちます。
名の由来 花が帆掛け船の形に似ているから「釣船草」といいますが、どう見ても 吊るされた帆掛け舟という感じがします。
ツリフネソウの仲間は日本に3種類あります。濃いピンクの花のツリフネソウ、黄色い花のキツリフネ、そして淡いピンクで葉の下に隠れるように咲くハガクレツリフネ。
色は違いますが、どれもよく似た金魚のような?独特の花の形をしていますので、すぐそれと分かるりますし、一度見たら忘れません。

このひょうきんな花はホウセンカと同じ仲間で、花も似ているし、熟した実に触ると、パチッとはじけて種が飛ぶのも同じです。もっとも、最近は庭先でホウセンカを見る方が難しいようです。

少し湿った、林の縁などに咲いています。林道わきの溝沿いに、かなり大きな群落を作っていることも珍しくありません。

花の形がユニークなので、一つ一つのアップは比較的撮りやすいですが、いざ、群落ごと撮ろうとすると、まとまりがなくてなかなか手強い相手です。まだ、気に入った群落の写真が撮れないでいます。(内田)

撮影:田んぼの四季−夏から秋
         豊能町にて 97.09.15