21 あけび(木通)
科名 あけび科
学名 Akebia quinata
高さ 落葉、蔓は長く伸びて3メートル以上になります。
花期 4月〜5月ごろ
花の色は淡紫色、花径は3センチくらい小さい花が雄花。観賞価値は充分です。
10月の初めにはたくさん実をぶら下げます。
食用 果実はほんのりとしたやさしい甘さがあって子どもの頃は、よく山に取りに行きました。
薬草 木部は利尿・鎮痛剤
名の由来 実が熟して割れたさまが、人の「あくび」に似ていることから「あけび」に変化しました。
つるの部分は利尿作用があり、漢字の「木通」は、「小水が通じるつるの木」からきているらしい。
育成地 山野にふつうに生え、とくに暖かい地方でよく見られます。
何か咲いていないかなあと、春雨の降る中を歩いていると、果たして、見事なアケビの花に出くわしました。
アケビの花には、なぜだか雨がよく似合います。
普通よりも白っぽいこのアケビの花も、しっとりと雨に濡れ、輝いていました。(内田)
撮影:山道を歩く−木々:ほころび   豊能町にて 97.04.28