バラ科 114  ワレモコウ (吾亦紅) 115  ヘビイチゴ (蛇苺)
 ワレモコウは秋の風情があり茶花などに用いられます。
日当たりのよい地に生え、秋に茎の頂が分岐し穂状花序を作り、暗紅紫色の花弁のない花をつけます。
葉は羽状複葉で、いくぶんオジギソウに似ています。
ワレモコウの由来ははっきりしないが吾れ(日本)の木香(キク科の植物名)だといいます。
 ヘビイチゴはキジムシロ、ミツバツチグリ、ツルキンバイなどと同属で、山道のそばなどほぼ同じころに生えています。
いずれも5弁の黄色い花が咲きます。茎や花の様子から見分けられます。
ヘビイチゴは花のあと赤いイチゴになります。
漢名の蛇いちごに基づいてつけられた名ですが有毒ではなく、おいしくはないが食べられます。