14 めなもみ (雌巻耳)
科名
きく科
学名
Siegesbeckia pubescens
高さ
60-120cm
花期
9月〜10月
花
茎は下から枝分かれして、上部では細かく分かれます。
その先に黄色い頭花をつけます。
まわりに舌状花があり中に筒状花が固まっています。
この花びらには二つか三つの切れ込みがあって可愛らしい形をしています。
引っ付き虫
花の周りには粘った液をだす細長い総苞片があります。
頭花のまわりの5個の総苞片に腺毛があり、実と一緒に動物や衣服について運ばれます。
薬草
マムシに噛まれた時の毒消し
名の由来
雌ナモミの名前は実ががっしりしている雄ナモミに対する名前です。
ナモミのことばはナズムと言う離れずにまとわりつく意味のことばからつけられたそうです
漢名由来
蒼耳(そうじ)あるいは耳王當(じとう)です。これは実が婦人の耳飾りににているからだそうです。
育成地
山野
(撮影者コメント)
秋の野の、引っ付き虫のひとつ、メナモミ。
左右対称の面白い形をしていたので、
正面から撮ってみた。
大阪府豊能町にて
1999.10.23.
(内田)
秋の野原を散歩して帰宅すると靴やスラックスなどに,沢山のイガイガ坊主がくっついているのを経験された方は多いはずです。
長さが7〜15mm程度のラグビーボールの形をした果実で,その表面はかぎ状のとげでおおわれています。衣服などにくっついたら取り除くのに大変です。